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親子ローン・ペアローンにかかる問題

二世帯住宅を購入するにあたり、親子ローンを組んだり、最近では共働き夫婦が増え、マイホーム購入に際し、夫婦でペアローンを組むことが多くなっています。

親子ローンは親子でそれぞれ金融機関と契約して合計2本の住宅ローンを組みます。ペアローンも同様、夫婦がそれぞれ金融機関と契約をして、合計2本の住宅ローンを組むものです。そしてお互いが連帯保証人になります。

 例えば、5000万円の自宅を購入するにあたり、親が4割、子(例:娘婿)が6割を借入れて、自宅の名義はそれぞれの割合で共有したとします。ペアローンの場合も同じです。夫が6割、妻が4割を負担して共有したとします。以下はペアローンのケースで述べさせていただきます。

 その後ローンは残り1000万円に減ったところで、夫婦関係が悪化し、離婚の話が出てきました。妻はそこに住み続けたい。さて、自宅はどうなるのでしょうか。

 まず、気を付けていただきたいのは、離婚自体を争っていて(どちらかが拒んでいる)、離婚に至る原因(例えば一方に不貞行為があるなど)によっては別の解決策を探る余地もあるかもしれません。

ですが、ここでは離婚自体は価値観の相違ということで、ともに合意していることを前提として、一般的な解決策を述べさせていただきます。

基本的には、大きく分けて二つです。

  • 二つのローンを一本にする。つまり、家を取得したい側が、借り換えをして他方のローンも引き受ける。
  • 売却してローンを返済する。

     それ以外に対策はないのか・・・  話は戻りますが離婚に至る原因によって異なりますので、事情をよくお聞きしてベストな解決策を一緒に探っていくことになりますのでご相談ください。

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